2024年4月、念願のライトレールに乗車してまいりました。JR宇都宮駅の改札を抜け、東口に向かって歩いていると"ライトラインのりば"の案内発見!
(なお、このページでは"宇都宮ライトレール"と表記いたします。)
早速、エスカレーターに乗ってホームへと進むと、まさに列車が出発する直前でした。
とりあえず列車を見送り、周囲を散策いたします。

宇都宮駅東口停留場を抜けてすぐのポイント。
開業前、試運転の時に脱線事故が発生したのはこの場所である。
現在は修復も済み、綺麗になっております。
ホームに戻って頭端部を撮影。
計画ではこの先JR線を跨いで西口方面に抜け、
東武宇都宮駅や大谷資料館への延伸もあるらしい。

宇都宮駅東口停留場の時刻表。
大体毎時5本程度の列車が走っている。
殆どが終点まで運行されているが、一部時間帯に入出庫を兼ねて平石停まりの列車もある。
また、平日朝の下り2本に限り、快速運転も行われている。

暫らくすると列車が到着、今度は乗車いたします。
列車は宇都宮駅東口停留場を出ると、しばらく駅前広場を走行。
広場を抜けると、いよいよ県道64号を走りだします。
ベルモールの最寄り、宇都宮大学陽東キャンパス停留場を抜けると専用軌道に入り、
車両基地や宇都宮ライトレールの本社がある平石停留場に到着。
県道64号線と国道4号線の間に作られた同停留場は畑のど真ん中という趣きだが、
先述の車両基地への入出庫や、緩急接続の重要拠点になっているため。
ホームは2面4線となっている。
平石停留場から飛山城跡停留場までは再び高架の専用軌道を走行。
この区間で鬼怒川を超えるため、駅間が一番長くなっている。
また、この付近は将来特例を使って60Km/hでの走行を予定しているという。
(現在の軌道法では最高時速が40Km/hに定められている)
多くの企業が事業所や工場を構える清原工業団地へと進む。
そして新興住宅地のゆいの杜地域を抜けると線路は芳賀町に突入。
この辺も事業所や工場が軒を連ねる地域である。
そして、かしの森公園停留場付近で急勾配を通り、終点の芳賀・高根沢工業団地停留所に到着。
大体、40分程度の行程でした。
さて、このまま乗ってきた列車で戻るのもイイですが、
せっかくなので、少し線路沿いを歩いて戻ることに致しました。
車内ではわかりにくかったのですが、改めてかしの森公園付近の急勾配を見てみると、
想像以上に傾斜が厳しいことに気付き、思わず撮影。
(丁度列車が走っていたので勾配のきつさがわかると思います)

かしの森公園から多くの企業、道の駅や商業施設(トイレも兼ねるw)の前を歩き、
1時間程でゆいの杜東停留場に到着、ここから帰りの列車に乗って宇都宮駅まで戻りました。
完全新規の路面電車としては75年ぶりの開業となった宇都宮ライトレール。
開業からの利用者は予想を上回っているそうで、
今後の都市計画を占う上で一つのモデルケースとなったかと思います。
実際、乗り心地は結構快適でしたし、観光としての需要もかなりあると思います。
そしてなにより通勤通学で地域の足となりつつあり、
地域に馴染みつつあることは評価されるべきと思いました。
後は、延伸計画がどのように進むのか注視していきたいと思います。
…なんか今回は妙に真面目な締めになったなぁ。w