中央線は岡谷で分岐します。
1983年に塩嶺トンネルが開通し、みどり湖駅を経て塩尻に向かうルートが誕生。
それ以前は、南に大きく迂回して辰野駅を経て向かうルートが本線でした。
今回は、そんな元本線だった辰野支線を乗り潰していきます。
岡谷にて、みどり湖方面の列車を降りて0番線に停まっている最初の列車に乗る。
車輌は飯田線直通・天竜峡行きのJR東海313系3000番台。
JR東日本の管内なのに、JR東海の車輌が堂々と居座っている光景は、
まさしく、いわいわのかんかんである。w
しばらくして発車。
列車は線路を渡り、みどり湖方面に挟まれた線路を通り、高架から地上へ降りる。
線路は単線、時折民家が見える田園風景を観ていると、最初の駅・川岸に到着。
JR東日本の管轄でありながら、やって来る列車はJR東海ばかり。
これもまた、いわいわのかんかんである。w
そして川岸を抜け辰野に到着、ここで、この列車とお別れである。
辰野から先、塩尻へ向かう列車はJR東日本のE127系100番台。
少し前に新潟から南部支線に転属した車輌と同型の車輌である。(南部支線は0番台)
辰野駅には本線の他、多くの側線が走っていたり、
10両編成の列車が停まれる長いホームがあったりと、
かつての特急王国時代の名残が彼方此方に残されています。
しかし、現在は全ての特急が本線を走るため、
2両編成の車輌には明らかに宝の持ち腐れという感じ。
しばらくして列車は走り出し、単線の線路を進んでいく。
最初の信濃川島駅は、中央東線で唯一の交換不可能な棒線駅。
駅付近には住宅も少なく、乗ってくる人もいない。
続く小野駅を抜け、いくつかの峠を越えると本線と合流し、終点の塩尻駅に到着。
本線経由なら10分程度で行けるところを3倍近く掛けて走破しました。
これで、この列車ともお別れ…かと思ったら、そのまま長野行きに。
結局、長野までこの列車のお世話になったのでした。w
なお、塩尻駅とその先の篠ノ井線の方でも面白い事があったので、
それらは後日改めて書く事に致します。